Sugar Love 番外編①
「ゆず、転ぶぞ?良い写真が撮れたか?」



わき目も振らず駆け寄ってきた私に琉聖さんが微笑む。



「うん!もう最高!もっともっといろいろな所を撮りたいな」



私はデジカメを大きなバッグにしまうと、琉聖さんの腕に手をかけた。



2人は今幸せの絶頂期。



今でも琉聖さんはいろいろと心配しているけど、もう2人の幸せを脅かすものはない。



「ゆず、もうホテルへ戻ろう」



「え?だって……さっき来たばかりだよ?」



シドニー滞在もまだ2日目で見るところはたっぷりあるのにと私は不満な声をあげた。



「2人っきりになりたいんだ」



琉聖さんの言わんとする所を悟り、私の顔が耳が熱くなった。



琉聖さんは立ち止まって、私を引き寄せる。



「琉聖さん?」



金色の瞳がいたずらっぽく笑っている。



その瞬間、琉聖さんに唇を奪われた。



「もう……後で絶対観光しようね?」



私はあきれ返ると、琉聖さんの腕に自分の腕を絡めた。



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