【続】早瀬くん、好き。
「お前、鮎原心春だよな?」
怖い顔をした男の人が言う。
こ、こわいよ…。
しかも、私の名前知ってるし…。
「あ、はい、まぁ…。
あの…っ、何か私に用ですか…?」
ビクビクしながら言葉を返す私。
「まぁまぁ…、そんな怖がんなよ。
俺たちについて来たら悪いことはしねぇからよぉ…」
いやいや…、普通ついて行かないよ。
だって、みんなお顔がとっても怖いんだもん。
「つ、ついて行くわけないでしょっ!」
「あ?んだと…?
まぁ、いいだろう。
ちょっと痛いけど我慢しな…」
そう言って男はニヤリと笑った。
…私の意識はそこで途絶えた。
ーーー目が覚めるとそこは倉庫みたいな場所だった。
「…えっ、何でこんなところにいるの?
てかここどこ…?」
…あ、そういえば私変な男の人達に囲まれてなんかで殴られて…。
ズキッ
おでこあたりががズキズキ痛む。
そこから生暖かいものが流れる。
手は拘束されていた触れなかったけど、
血だということはすぐに理解できた。
「…よぉ、やっとお目覚めかい?」
男の人が私にそう言う。
「…だれ?」
「会ったことあるのになぁー?
わかんないかぁー?」
私は男の人の顔をまじまじみる。
「…あっ」
そこにいたのは前駅で会った西田さん?
とか言う人だった。