適当魔法少女・りおん
突然、強く吹きつけた突風――――その跡に桃迦達の姿はなかった――。
二人の、「愛人」に対する詰り合いがしばらく続いた――。
その後の消息を知る者はいない――――。
人の魂が深く漆黒の闇に堕ちた時、凛寧―桃迦は現れるだろう――。
少女の可憐さを纏い、残虐をもたらす為に――――。
「痛い――心が痛い――――」
胸を手で押さえ、呟いたりおん――そして、何てものを観せてくれたのという思いを視線に乗せ、奴に送る――。
「ぷ、ぷいぷいっ――」
「はぁ――――」
胸に溜まった重い空気を吐き出し、最後の枠をりおんはタップした――。
サンプル動画―3番
いつか訪れる未来のりおん――
猥雑、私欲、混沌、冷酷、恩情――人々が醸し出す香り、念が混じり合う夜の繁華街――――。
これまで、その世界に触れる事のなかった女が、行き交う人々の中に紛れ、さ迷う――。
偽りで彩られた世界を浄化、洗い流す為に「降臨」するゲリラ豪雨――。
ゆらゆらと揺れながら人通りが途絶えた道を、女は歩く――。