適当魔法少女・りおん
「ちょっと言ってみたかっただけだよ――いわば、女の子の夢だよ――魔法少女に憧れる女の子の夢っ――」
少し頬を膨らます――。
「じゃあ、本当にいくよ――」
気を取り直し、りおんは更に天高くステッキさんを突き上げた――。
「レッツ――コンバイン――」
重低音が波紋の様に周囲に拡散し、変身シークエンスモードが起動する――。
「あーぁ、やっちゃったよ――」
心が脱力するステッキさん――。
「もう――それでいいです――」
悟り、りおんに言った――。
同時に、どのくらいの人達にこのネタ、わかるかな――などと、必要のない心配もしてしまう――。
お約束の通り、勇壮な音楽が奏でられ、またもりおんの全身が輝く――。
ゆっくりと回転を始め、服が消失してゆき、りおんの裸体が顕わになる――裸体の描写は無論、健全と淫らの狭間に存在する「奇跡的な」領域内に留まっており、青少年育成条令等を逸脱するものではない――。
その筈である――。
いや――そうであって欲しい――。
変身は続く――。
天空を儚げに眺める――。