適当魔法少女・りおん
「そうだ――得意な適当の呪文でいい――私が変身シークエンスのサポートをしているから心配ない――」
「うぅーん――何にしようかな――」
腕を組み、思考するりおん――。
「うんっ――あれでいこう――」
「それと、在庫は見つかった――」
「んっ――あぁ、何とか見繕ったから大丈夫だ――」
「ふーん」
「じゃあ、変身するよ――」
ステッキさんを高々と天に突き上げたりおん――――。
「星の力を秘めし鍵よ――真の姿を我の前に示せ――契約の下、りおんが命じる――――レリーーィ」
「ち、ちょっと待ったりおんっ――さすがにその呪文はいかがなものかと――――」
「えっ、そう――――じゃあ――」
「ムーンクリスタルパワー」
「おいおい、おいっ、りおんさんっ――わかってるよねっ――」
「じゃあ、わたしに向かって、ボクと契約して魔法少女になってよ――って可愛く言ってみ――」
「それも却下だ――大御所魔法少女様達を相手に、我々が勝てる訳ないだろう――下手をすれば、社会的に抹殺されるぞ――」
「しょうがないなぁ――――」