適当魔法少女・りおん
「ちゃっかりしてるなぁ――」
ステッキさんが、呆れ気味に言った――。
「わたしなんか、まだまだ緩い方だよ――今時の女の子は、もっとしっかりしてるんだよ――」
「この先、どうなるかわからないし――」
「わかった――了承しよう――」
「むふふ、ステッキさん甘いっ――」
「何っ――」
「今回は、わたしの裸見物料プラス、スペースデブリ除去手数料が加算されまぁーす――」
りおんが、悪戯っぽく言い、「特別手当」の金額をリズミカルに打つ――。
「むぅ――」
言葉に詰まるステッキさん――。
「りおん、その――」
「この金額、目一杯勉強した額だからねっ――」
先手を打つりおん――。
「しっ、しょうがないな――魔法監理局と交渉してみるが、あまり期待するなよ――」
「わかった――で、バイト代は日曜日締めの、翌日月曜日に現金払いでお願いねっ――」
「わかりました――」
悟りを得た様な澄んだ声で、ステッキさんは言った――。
「じゃあ、帰ろうか――深夜ラジオ聴きたいし――」
その時、りおんの胸元が光り輝く――。