薬指の約束は社内秘で
「えぇっ!」
喉に留められない悲鳴が上がり、慌てて口を押さえる。
右斜めにいる社員から軽い舌打ちが聞こえたけど、いまはそれどころじゃない。
葛城さんからのメールにある最後の2行に目が奪われた。
『明日の土曜予定がないなら、14時に×××ホテルのロビーに来てほしい。
紹介したい人がいる。正装してきてほしい。―葛城―』
仕事の指示メールの最後に添えられた2行を心で何度も読み返す。
私の明日の予定は、確か――
朝から洗濯して掃除して。午後はひたすらゴロゴロする予定があった。(つまり暇ってことだけど)
紹介したい人? 正装してきてほしい? 一体、なぜ?
モニター越しにある2行を睨みながら、「うーん」と唸り声だけが漏れた。
喉に留められない悲鳴が上がり、慌てて口を押さえる。
右斜めにいる社員から軽い舌打ちが聞こえたけど、いまはそれどころじゃない。
葛城さんからのメールにある最後の2行に目が奪われた。
『明日の土曜予定がないなら、14時に×××ホテルのロビーに来てほしい。
紹介したい人がいる。正装してきてほしい。―葛城―』
仕事の指示メールの最後に添えられた2行を心で何度も読み返す。
私の明日の予定は、確か――
朝から洗濯して掃除して。午後はひたすらゴロゴロする予定があった。(つまり暇ってことだけど)
紹介したい人? 正装してきてほしい? 一体、なぜ?
モニター越しにある2行を睨みながら、「うーん」と唸り声だけが漏れた。