薬指の約束は社内秘で
「姉ちゃん、すっげぇーな。射的はダメダメだったけどさ、見直したよ。でもさ、そっちの男はもっと頑張れよなっ」
「そーだぞー。もっと頑張らないとチューさせてもらえないぞー」
「チューより、もっとすごいこともさせてもらえないぞー」
ニヤニヤ笑う男の子達に、葛城さんは鋭く瞳を光らせる。
そして射的で取った水鉄砲をスッと顔の位置まで引き上げたから、
ヤダッ、本気だよ! この人!!
「あっ、あのね! おもちゃとお菓子も全部あげるから、早く帰ろうね」
「えー、いいの? ありがとう」
「姉ちゃん、ありがとう。兄ちゃんと仲良くね」
両手いっぱいのお菓子とおもちゃを二人の胸に押しつける。
すっかりご機嫌になった背中をぐいぐい押して、なんとかこの場から立ち去らせた。
よかった。大人げない大人の行動を見せないですんだ。
はぁ、と短い息をつくと頬にピシッと冷たい感触。
恐る恐る顔を横に向けると、不機嫌全開な顔が私を見下ろしていた。
「そーだぞー。もっと頑張らないとチューさせてもらえないぞー」
「チューより、もっとすごいこともさせてもらえないぞー」
ニヤニヤ笑う男の子達に、葛城さんは鋭く瞳を光らせる。
そして射的で取った水鉄砲をスッと顔の位置まで引き上げたから、
ヤダッ、本気だよ! この人!!
「あっ、あのね! おもちゃとお菓子も全部あげるから、早く帰ろうね」
「えー、いいの? ありがとう」
「姉ちゃん、ありがとう。兄ちゃんと仲良くね」
両手いっぱいのお菓子とおもちゃを二人の胸に押しつける。
すっかりご機嫌になった背中をぐいぐい押して、なんとかこの場から立ち去らせた。
よかった。大人げない大人の行動を見せないですんだ。
はぁ、と短い息をつくと頬にピシッと冷たい感触。
恐る恐る顔を横に向けると、不機嫌全開な顔が私を見下ろしていた。