家族ってうざくて暖かい
杏の小学校の前

杏と手を振り別れて…


笑里が
『亜美ちゃんって好きな子いないの!?』
って
少し切なそうな顔して聞いてきた

私は正直まだ好きとかこの歳でまだわからなかった…

あのこタイプだとか
かっこいいなってあっても

それ以上はない…

少し考えてから
『ウーン…正直まだいないかな…
笑里いるの?』
って顔見ると…

照れ臭そうに

『うん。』

『へー笑里に先越されちゃうな~』
って笑うと

『でもね…愛里のこと好きっぽいの…』

って
自分の足元を見ながら答えた…
笑里に、正直何て答えていいのかわからなかった…
< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop