On Your Marks…~君と共に~
”手術中”のランプが消え、白い扉が開き、澪の担当医と思われる人が出てきた。
「先生っ!澪は…澪は…っ!」
澪のお母さんが勢いよく立ち上がり、1番に駆け寄った。
「…何とか一命は取り留めました」
その言葉に、少しだけ緊張が解けたような気がした。
だけど、まだ先生の目は険しくて、厳しい顔をしていた。
それを俺は、見逃しはしなかった。
なんだか、悪い予感がした。
「後遺症とかは…?」
俺はその沈黙の中、言葉を発した。