On Your Marks…~君と共に~
…俺には、なんでみんながわかるのかが知りたいんだが…。
「……っと…。とりあえず、出るぞ、部室。…そういや、瞬。お前今日どっか、行かなきゃいけねえとこあるって言ってなかったっけ?」
シマが、部室を出ようとしたとき、後ろを振り返って、俺に尋ねる。
……あ…そうだったっ!
「おい、シマっ!今何時だ?」
俺は慌てて、散らばった荷物をバックに詰め込んで、急いでYシャツのボタンを閉める。
「何時って…5時40分だけど…。」
5時40分!?
おいおい、電車発発車まであと7分しかねぇじゃねえか!
どれだけ急いで走っても、10分はかかる。
「シマっ!ちょっとチャリかせっ!」
「は?俺の帰りは?」