LOVEPAIN③

「――うん」



須田のその優しさに、罪悪感を感じる



こんなに私を思ってくれているのに、
私はこの人と別れる事ばかり考えている




須田は、布団を掴んでいる私の左手に触れる


「この指輪って、こんなに光っていたっけ?」




その言葉に、思わずベッドから飛び上がりそうになる




別のものだと、バレているの?




でも、違うものでも、全くの同じもの



須田に貰った指輪だって、
ずっと新品のように光っていた




「――光ってたよ」


自信なく、そう言葉にしてしまう




今、私の指で光っているそれは、
成瀬から贈られたもの







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