LOVEPAIN③
「言ってたら今頃ケイのやつ、
広子ちゃんにガンガン電話してるっしょ?」
ナツキも目の前のコーヒーをブラックのまま口付けているが、
なんか凄く様になっている
私はその言葉で、鞄の中の携帯電話を確認するが、
須田からの電話はない
「もし、普通に別れたいってあいつに言ったら、
あいつ、キレて何するか分からないだろうな?」
ククク、と笑うナツキ
その笑い方には腹が立つが、
話は本題に入ったような気がする
「やっぱり彼って、その、
ちょっと危ない感じの人なんですよね?」
「実際はよく知らないけど、
話してて、ん?と思う瞬間はよくある。
俺の価値観と大きくズレてる瞬間とか。
悪い奴じゃないんだけど、俺にとってのあいつは」
そのナツキの言葉に、
大きく頷いてしまいそうになる
須田の暴力的な部分は怖くて私の価値観と大きくズレを感じるけど、
でも、私に対しての須田はいい奴