LOVEPAIN③


成瀬は私の方を振り向いて、
私の体を抱き締めてくれた




「このまま朝迄腕枕して、抱き締めてていいか?」



「――はい」


成瀬はとても温かくて、
私からもギュッとその体に抱き付いてしまう




「お前が言いたいのは、また俺とヤッたら、
俺がお前の事を好きじゃなくなるって事だろ?

だから、俺とするのが怖い」



「はい」



「そうなれるんだったら、無理矢理にでもヤッてるって」



「え、あの、はい」



と言う事は、また私としても、
その気持ちは冷めないって事なのだろうか?



でも、この人はそう言ってても、
実際そうならないとどうなるか、分からない所はある



嘘つきでは、ないのだけど……




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