LOVEPAIN③

「なんか、最高にムラムラして眠れねーし」


そう笑うのに釣られて、クスクスと笑ってしまう




「本当ですか?」



「マジで」


そう言って右手を握られ、
その部分に触れられさせる


思わず、固いな、って言ってしまいそうになる




「――本当ですね」


私はどぎまぎして、それから手を離してしまう




「――もう、無心で寝る。
おやすみ」



「――おやすみなさい」




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