LOVEPAIN③

「まぁ、出来るけど……。
まぁ、どうでもいいじゃん」


成瀬はそう話をはぐらかすと椅子から立ち上がり、
こちらに来て私の横に腰を下ろした




「あ、あの、成瀬さん。

なんで、私の横に来るんですか?」


また何かされるんじゃないか、と身構えてしまう


本心は、それを拒んではないけど




「あの位置でお前と話してると、
お前が少し動く度に、そのバスローブの奥が見えそうで……」


そう言われ、自分の太もも辺りに目線を下ろすが、
確かにバスローブは短い


そして、私は下着を付けていない




「もしかして、見えてました?!」



「いや。見えそうなだけで……」



そう目が合って、なんとなくお互い恥ずかしくなって目を逸らしてしまう



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