LOVEPAIN③
「――須田がそう思うなら、そうなんじゃないの?」
その発言が、虚勢に聞こえたのか、
須田がその眉を吊り上げる
須田がそう思うなら、本当にそれでいいのだと思う
自分のせいで、須田とナツキの関係迄悪くしたと言う罪悪感迄、
私は背負いたくないから
勝手にナツキを美化して、仲良くしていればいい
「お前なんか、不幸になりゃあいいんだよ!
この先も俺は、お前が不幸になればいいって思っているからな!
お前なんか、男に騙されて地獄に堕ちりゃあいいんだよ!」
須田はそう言うと立ち上がり、
私が持って来ていた須田の私物の入った紙袋を持ち上げた
「篤、悪いけど、俺、今日帰るわ。
飲もうとか、そんな気にならねぇ」
その須田の言葉に、篤は、ああ、と躊躇いがちに返していた
ローテーブルの上には、何本か空になったビールの缶が有る