LOVEPAIN③

「篤、こいつ、すぐヤレるから、お前もヤレば?

抵抗するようなら、ぶん殴ってさぁ」


その言葉に、篤も私も何も応える事はなく、
私達はそんな須田の顔を見てしまう



涙は流してはいないけど、
悲痛なその表情



暴言を吐けば吐く程、須田がどれだけ傷付いているのか分かってしまう




「――お前ら、俺を馬鹿にしてのかよ?」


その声が、悔しさで震えている




「とりあえず、落ち着けよ」


篤はそんな須田に声を掛けるが、
須田はチッ、と舌打ちをすると、
篤の部屋から出て行ってしまう



ドアを閉める音が、最後に大きく響いた






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