LOVEPAIN③

須田が去った後は、本当に嵐が過ぎ去った後みたいに静かだった




「――おい。

大丈夫かよ?!」


先に冷静さを取り戻したのは篤の方で、
座り込んだままの私の横に座り込む




「――篤さん、なんで私と須田を会わせたんですか?

私達はもう会わない方が良かったんじゃないのでしょうか」



今さら篤に言っても仕方ないけど、
ただたんに、須田をさらに傷付けただけなんじゃないか、って


傷付けたのは、私だけど




「仕方ねぇだろ?

村上が、今からお前の部屋に荷物を取りに行って、
ついでにお前をぶん殴って来るって言い出して。

だったら、俺がお前をこっちに連れて来るって言ってよ」




と、言う事は、篤がそう言ってくれなかったら、
寝ている私の部屋に荷物を取りに来た須田が合鍵で入って来て……


想像しただけでも、恐ろしい





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