LOVEPAIN③
『じゃあ、お前が来てくれんの?』
「行くわけないじゃないですか!」
『そう。
なら、俺が迎えに行く、か』
そう言って笑うナツキの声を聞いてると、
さっきの意地悪な言葉も、
本気で言ってたわけでは無かったのかな?
と、思ってしまった
『じゃあ、また着いたら電話するから、後で』
「はい……」
そう言って電話を切ると、疲労感を感じて溜め息が出てしまう
だけど、久し振りに誰かと話して、
少し、楽しいな、とナツキのそんな電話でも思ってしまった
「用意しなきゃなぁ……」
ベッドに再び寝転び天井を見ながら、
今からデートだと思い、
少し気持ちが弾んでしまっている自分を悔しく思ってしまう
成瀬の事ばかり考えていないで、
そうやって、自分の世界を楽しもう
あくまでも、成瀬は仕事上だけの関係なのだと、
そうちゃんと割り切らないと