LOVEPAIN③


「下着、買っていいですか?」


ちょうど目の前のランジェリーショップを見て、
マネキンの付けている下着が欲しくなった



水色のレースが可愛い、下着の上下



それを見て、先ほどの鞄奪還の疲れを忘れた



あの後、ナツキはすぐに飽きて、突き付けるように返してくれたのだけど




「お前、だっさい下着付けてたもんな」


そう、何かを思い出したように笑うナツキ



ナツキとセックスをしたあの夜、
よりによって私は黒じゃなくベージュの下着を付けていた



デザインも地味だし、本当にそれは若い子が付けるような下着じゃなくて




それにしても、私のその下着を覚えているって事は、
私とのその事をハッキリとナツキは覚えているんだ……



お客さんと枕を沢山していそうだからか、
もう覚えてなかったり、他の人とごっちゃになってそうなのに




「すぐ、買って来ますね」


私はそう言い残して、ランジェリーショップの店内に居る、女性店員さんに駆け寄った




< 392 / 474 >

この作品をシェア

pagetop