LOVEPAIN③
「下着、買っていいですか?」
ちょうど目の前のランジェリーショップを見て、
マネキンの付けている下着が欲しくなった
水色のレースが可愛い、下着の上下
それを見て、先ほどの鞄奪還の疲れを忘れた
あの後、ナツキはすぐに飽きて、突き付けるように返してくれたのだけど
「お前、だっさい下着付けてたもんな」
そう、何かを思い出したように笑うナツキ
ナツキとセックスをしたあの夜、
よりによって私は黒じゃなくベージュの下着を付けていた
デザインも地味だし、本当にそれは若い子が付けるような下着じゃなくて
それにしても、私のその下着を覚えているって事は、
私とのその事をハッキリとナツキは覚えているんだ……
お客さんと枕を沢山していそうだからか、
もう覚えてなかったり、他の人とごっちゃになってそうなのに
「すぐ、買って来ますね」
私はそう言い残して、ランジェリーショップの店内に居る、女性店員さんに駆け寄った