LOVEPAIN③
「――悪い」
ゴホゴホッ、と苦しそう
「大丈夫ですか?」
私は成瀬の枕元に近付き、目線を合わすように膝を床に落とす
「ああ……。
年に1~2回くらい、こんな風に風邪引くんだよ。
気が抜けるのか、いつも休みの日ばかり――」
ゴホゴホッ、と咳で言葉が遮られている
成瀬の話の感じだと、
今日は風邪で仕事を休んだのではなくて、
元々休みだったのだろう
そして、そんな日に風邪を引いてしまった
「あの、これ」
私はドラッグストアの袋から、
風邪薬の箱と、滋養強壮ドリンクの瓶を1本取り出した
「あ、お水ですね!」
「いや、いい。
これで飲むから」
そう言って、成瀬は滋養強壮ドリンクのビンに目を向けた