LOVEPAIN③

「でも。

薬はちゃんと水で飲んだ方がいいですよ」



「べつに、大丈夫だって」


成瀬はそう言って、私の手から風邪薬の箱を取る



「これ、お前。
粉薬かよ……。

イケてない奴」



「え?粉の方が早く効きそうでしょ?

お水、汲んで来ますね」



「頼む。流石に粉は水ないと無理。
冷蔵庫の水、そのまま持って来て……」


そう言って、咳込んでいる


成瀬の瞼が普段と比べて重くて、顔が火照っている



触れてないけど、
熱が高いのは一目瞭然





「待ってて下さい」


その水を取りに行く為に、私は急いで寝室を出た



一刻も早く、成瀬に風邪薬を飲ませないと




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