LOVEPAIN③


成瀬は重い体を起こし、

その粉の風邪薬を私が持って来たペットボトルのミネラルウォーターで一気に流し込む




「――まずっ。

俺、粉薬嫌いなんだよ」


そう言って、さらに水をがぶがぶと飲んでいる



500ミリリットルの水が、一瞬で空になった




「――そんなにまずかったんですね」



「ああ。
でも、ちょうど俺、喉乾いてたんだよ。

けっこう汗かいて」


成瀬の額を見ると汗をかいていて、
着ているTシャツが湿っている



本当に喉が乾いていたのかもしれない




今の成瀬の髪型は、寝癖が付いていてボサボサで、
それはそれでいいなぁ、と、
うっとりとしてしまう





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