LOVEPAIN③


一通り拭き終えると、
乾いたタオルで同じように体を拭いて行く




早く、Tシャツを着させて寝かせてあげないと、
と思うのに、
まだこうやっていたい



きっと私、今、すごくいやらしい気持ちになっているのかもしれな




「下半身は、拭いてくれないのか?」


その声に顔を上げると、目が合ってしまう




「え?
拭いた方がいいですか?」


「いや。冗談――」


ゴホゴホッ、と、苦しそうに咳をしているので、
その背中を擦った



直に触れた成瀬の肌は温かくて、すべすべとしている




「大丈夫ですか?」



「大丈夫だけど。

体動かないのに、ヤリたくて仕方ない」


成瀬はそう言って、新しいTシャツを掴むと、
それを着た



なんとなく、Tシャツに隠された上半身を見て、
名残惜しいような気持ちになってしまう





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