LOVEPAIN③

「あ、あの、よく言われてるあれですよね?
本能的なあれですよね?

体力的に弱って、生命の危機を感じて、
子孫を遺そうとする」


私もそんな話を広げなくていいのに、
頭の中に浮かんだその雑学を口にしていた



多分、今てんぱっていて、
口数が増えてしまっているのかもしれない




「そうかな?

そうかも。
お前に対して、いつも以上にそう思うから」


そう言い残し、苦しそうに再びベッドへと寝転んだ




でも、生命の危機に瀕していない私迄、
そんな気分になっているのは何故なのだろうか?



私はベッドから降り、
そんな成瀬の額に買って来ていた冷却シートを、貼り付けた




「――すっげー、気持ちいい」


そう至福そうな顔を見て、
私迄同じような気持ちになった





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