LOVEPAIN③
「朝起きて計ったら、38℃だったけど。
これくらいなら、寝たら治るから」
寝たら治ると言うその言葉が本当かどうか分からないけど、
とりあえず様子を見てみよう
「じゃあ、ゆっくりと眠って下さい。
起きてから、あの滋養強壮のドリンク飲んで下さいね。
一応、ノンカフェインだけど、眠れなくなったら駄目なので」
「ああ」
ありがとう、と私の額に唇を付けた
凄く、キスがしたいな、と思ってしまう
だからか、顔を上げて成瀬のその唇を奪ってしまう
唇で軽く触れてみるが、その唇だけじゃなく、成瀬の吐く息も熱い
成瀬の方から再び唇を重ねて来たけど、
それは深くなる前に離される
「――俺、寝るわ」
そう言われ、はい、と頷いた
今、凄く幸せで、
さっき迄半分くらい頭の中にあったナツキの事なんて、
消えていた
私は眠れず、成瀬にずっと抱き付きならがら、
その幸せを噛み締めていた