LOVEPAIN③

やはりナツキは、このイケメンだらけのホストの集団の中でも、

郡を抜いて華やかだと思った



こちらに向かって歩いて来る姿が、一際目立っている



「――マジ、綺麗な顔」


そう言った成瀬の横顔を見てみると、

一瞬でナツキに心を奪われているのが分かる



前回来た時もそうだったけど、
仕事中のナツキは普段以上に華やかに見える




「広子、来てくれたんだ?」


そう言ってナツキは、
今迄見せた事のないような人懐っこい笑顔を見せた




「え?その……」



私の顔を見たら、ナツキは嫌な顔をしたりするんじゃないかって思っていたけど、

その顔は嬉しそう


須田とは違い、微塵も動揺すらしない




「そちらの素敵な男性は、広子の彼氏?」


その視線が成瀬の方へと向く




「彼氏は、お前じゃないのか?」



「あ、そうだった。

でも、“元”彼氏なんですけどね」


ナツキはそう言って笑い、私の隣に腰を下ろした


香水が香る




今、私は右に成瀬、左がナツキに挟まれている状態


どちらを見ても、イケメン





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