LOVEPAIN③

「俺、さっきのナツキが話していた元彼女のAV女優、
誰か分かるかもしれない」


帰りのタクシーの中、成瀬はそう話し出した




「もしかして、成瀬さんの事務所の子ですか?」




「流石に、それはない。

4年前かな?
うちの事務所の子の引率で行った現場で、一緒になった他事務所の子かもしれない。

その子、現場来たらすぐマネージャー帰ってたから、休憩中、うちの事務所の子と一緒に俺も少し話してて。

その子、凄く色の白い子だったから、そんな話題から。
昔は、海に囲まれた小さな島で暮らしてたから、もっと日焼けしてたって言ってて。
今思うと、雰囲気もお前に似てるかも」



「いや、それだけでそうだって言うのも……」



流石にそれは……




「それだけじゃない。

まぁ、いいや。
その子の出てるDVD俺持ってるから観てみるか?」



その成瀬の言う子が、
ナツキの元彼女かどうかは分からない



それに、それを見てしまっていいのか、
ナツキに対して悪い事をしているようにも感じてしまう



でも、本当にその子かどうか確認したいような気持ちがあり、

私は曖昧な気持ちのまま、頷いてしまう





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