ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
未「わぁ!黎くんと夏閃くんもいる!豪華なメンバーだねぇ」
「あー...ところでどうしたの?」
黎と夏閃の存在に目を輝かせる未兎ちゃんに聞くと、考える素振りをみせた。
あ、もしかして特に何もない的な?
未「ただ見かけたから呼んだだけ!」
にこっと天使スマイルを浮かべた未兎ちゃんは友達に呼ばれて去っていった。
揺れるポニーテールと水着の紐を見送っていると、肩を掴まれた。
はっとして振り返ると意味ありげな笑みの黎が...
黎「さてさてー?どーゆー関係かな?沙絃くん?」
「未兎ちゃんは同じ班の子ってだけで...」
黎「沙絃はそうかもしれないけどさあの子、未兎ちゃん?は脈ありなんじゃねーの?」
黎に言われて固まる。
未兎ちゃんが脈あり?俺に?
昨日を振り替えってみると確かにまあ、それっぽい反応はしてたけど。
でもあれは男に手を握られるのが初めてだから赤面してたってだけのことで、俺を好きかどうかなんてわかんねーし。
...そーいえば明後日の約束。
誘ってきたのは未兎ちゃんだったな。
その辺のことも踏まえると、どうなんだろ...
グルグルいろーんなことを珍しく真剣に考えてた時。
「、な、何!!?」
顔の右側に強い衝撃がきて体が反射的に左に傾いた。
頬に触れて手のひらを見ると濡れていて、
冷たいこれは...水?
唇についた水滴を無意識に舐めると、
「っしょっぱ!」
まさかの海水。
ごめん、何がなんだか頭がついてかないんですけど。
取り敢えず海水が飛んできた方を見るとそこには。
漆黒の髪を靡かせ顔に対して大きめのサングラスをした、ミカンのように鮮やかな水着を着た女が仁王立ちで立っていた。