platonic love
「なんで?」
『だってあたし、世界で一番好きな人を見間違えたって事じゃないですか。本当にありえないな〜って』
「ごめん」
『何がですか?』
「それ、俺」
…なんで嘘つくんだろう。
『彼女、できたんですか?』
「うん ごめんね」
『わかりましたー。彼女と幸せになって下さいね。もう連絡はしません。今までありがとうございました。』
「なんで?」
「普通に友達なんだし、連絡すればいいじゃん」
「おい」
返事はしなかった。
悔しくて悲しくて、何も考えずに泣き続けた。先輩の為になんて泣きたくないのに、涙は溢れて止まらない。
彼女になれなかったことが悲しかったんじゃない。
あたしの気持ちを知っててメールをしたり初めて会えたり、散々思わせぶりな態度とって、「友達なんだし」って何?
友達になった覚えなんてない。
ーーもう嫌だ。
返事をシカトしてるともうメールは来なくなった。
体育祭は練習した甲斐もなく優勝はできなかったし、来ていたらしい先輩の姿も見つけることはできなかった。
先輩に振られた時から、ずっと思っていたことがある。
彼女になれなくても、一生この気持ちが届かなくても、叶わなくても
いつか絶対後悔させてやるんだ。
誰もが振り向くくらいのいい女になって、なんであの時あたしを選ばなかったんだろうって後悔させたい。
見返したかった。