platonic love
先輩と会った日が金曜。
土日は浮かれすぎて、部活中もサオリや他の部員に惚気話をしまくっていた。
休み明けの月曜日。
会ってから連絡は一度も来なかった。
だけど夏休みが終わってからはメールの回数も減っていたから、たった2日だし気にしてなかった。
夏休みに一日中メールを返してくれてたのは、きっと寂しかったから。
ただ、それだけ。
ーーだけど違っていたね。
放課後、体育館へ向かう途中に、絶対間違えるわけない後ろ姿を見つけた。
『ねぇあれ神崎先輩だよね…?』
隣にいたサオリは何も言わなかった。
校庭を歩いてるその後ろ姿が遠ざかっていくのを、ぼんやり眺めていた。
「…部活始まるよ。行こうよ」
『…だね』
あれは、絶対に神崎先輩だった。
なんで女と歩いてるの?
なんで?
悔しくて、イライラした。
『先輩、今日誰かと帰ってました?』
「帰ってないよ」
『本当ですか?』
「本当」
『じゃあ、あたし最低ですね』
帰ってすぐに先輩にメールを打った。