【完】クールな君に胸キュン中!





「……何があったのか……俺に話せる?」



そのまま、あたしの目を見つめて、そう聞く桐谷くん。


吸い込まれそうなほどに、真っ直ぐでキレイな瞳。



まだ勇気はでないけど……もう言わなくちゃいけないよね。




「須賀さん……だっけ? あの人だよね。あんたの様子がおかしくなった原因は……」



「……っ!」



桐谷くん、勘付いていたの?


驚いてるあたしをよそに、桐谷くんは続けていう。



「練習試合があった日から、あんたの様子がおかしいってことには気づいてたから、なんとなくそうかなって思ってたけど……違った?」



……そんなに、あたしのことを見ててくれたんだ。



「……そうです」



< 385 / 453 >

この作品をシェア

pagetop