王子様の声フェチっ! spin-off

「あれ?加桜。もう行くの?」

「間に合わないから。」

1キロ、20分かかる私は7時40分には出ないといけない。

「車、乗っていったらいいじゃん。」

「同居、ばれたらどうするの。」

そう言ったらいつも彼は黙る。

「でも、たまにはいいじゃんか。」

ぷぅ......と頬を膨らませながら。

「1キロなんてしんどいじゃん。」

「しんどいけど仕方ないから。ごめん、もうでるから学校で。」

五分も過ぎてしまった。これは本格的にやばい。

何か言いたげな拗ねてる子をほって私は学校へ向かった。





< 7 / 34 >

この作品をシェア

pagetop