王子様の声フェチっ! spin-off
「あれ?加桜。もう行くの?」
「間に合わないから。」
1キロ、20分かかる私は7時40分には出ないといけない。
「車、乗っていったらいいじゃん。」
「同居、ばれたらどうするの。」
そう言ったらいつも彼は黙る。
「でも、たまにはいいじゃんか。」
ぷぅ......と頬を膨らませながら。
「1キロなんてしんどいじゃん。」
「しんどいけど仕方ないから。ごめん、もうでるから学校で。」
五分も過ぎてしまった。これは本格的にやばい。
何か言いたげな拗ねてる子をほって私は学校へ向かった。