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「主任ーー」


20メートル離れた所で釣りをしていた原田さんがアタフタしながら青木を呼んだ。


「おっ、ヒット」


青木が原田さんの所まで走って行った。


釣竿を持ち10分経過。


魚の悠々と泳ぐ姿は見えてるのに釣竿の先は何の変化もない。
釣りの楽しさが全然わからない。


「竿、貸して」


青木が器用に釣竿を操り餌を付け替えた。


投げ方は肘をこうして。レクチャーし実際に投げ遠く離れた所でポチャと音がした。それをすぐ回収して私に渡してきた。


「やってみて」


さっきの青木の投げ方をまねして投げる。
青木の半分位の所に落ちた。


「難しいね」


「そうでもないよ。初めてにしては飛んだんじゃない」


私のテンション低めの声に励ますように明るくフォローしてくれた。









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