屋上で待ってる
雨のち曇りの昼下がり








結局、逃げてただけなんだ。




想いに蓋をすれば、それで済むと思ってた。




でも。

 
曖昧に濁したその気持ちは、皆の心を曇らせる。





だからもう、想いを押さえつけるのはやめた。






私は私の、けじめをつけに行こう──












雨のち曇りの昼下がり





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