浅葱色の唄
だが





少女はすかさず刀を男の喉に突き立てた



時折信念は力をも打ち勝つ





ーーーー「先生を死に追いやった貴方を許さない…、私が殺す!!」





男の眼は僅かな恐怖と強い意志を浮かべた



ニヤ、とほくそ笑む男





ーーーー「娘よ、面白い…」





少女は動揺した



この男は、喉に突きつけられているものを恐れていないのか?





ーーーー「小娘、名を教えろ」





ーーーー「師を亡き者にした貴様に言うものか!」






< 4 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop