星の印〜陰陽師其の弍〜
「じゃあ、行ってきます!」
「行って来ます」
次の日、麟と由来は朝早くから夜那森に出掛けた。
「…うわ、何これ」
朝だというのに森の中は夜のように真っ暗で、森中に瘴気が漂っている。
「これは…緋鳥が森を放置していますね…」
土地神が土地を放置するとその土地は妖瘴気にまみれ、理性のない妖がたくさん集まってくる。
理性のない妖はとても危険で、見境なく人や妖を襲う。
「とりあえず行きましょう。足元、気を付けて下さいね」
「うん、分かった」