恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
入りきらなくてあふれたままになっていたおもちゃバケツを、
丁寧に詰め始めた。
絶望的な気持ちで、
あまり良く見なかったのだけど、
一個一個入っていたものを確認しながら詰めると、
くだらないものもあるけど、
女の子なら嬉しくなるようなアクセサリーや、
ステーショナリーも入ってて、
おまけでない憧れがいっぱい詰まってる。
とはいえ、高校生の私たちには大した価値を見出されるものではないけれど
こんなもの大天使様が喜んでくれるだろうか、
「あ、そうだ」
お気に入りのエンジェルドール
入れちゃえ。
あたしとお揃いになっちゃうけど、
あの人とそっくりだし、喜んでくれるといいな。
ぬいぐるみの横に入れ、
むふふっと思いながら
再び』おもちゃを詰め始めた。
-------------
『あんた判ってるの?
その大天使様とやらは、恋のライバルなんでしょ?』
いつか、野里奈ちゃんに言われてたことがあったっけ、
でも違うんだなあ。
あたしにとって天使は雲の上の人で、
その天使すら手の届かない大天使はある意味神の様な存在なんだ。
まあ、そう思われてるってことは迷惑かもそれないけど、
あの方に近ずけるなんて青天の霹靂なのだ
まあ、普通の人の分かれって言ったって無理だろうけどね。
丁寧に詰め始めた。
絶望的な気持ちで、
あまり良く見なかったのだけど、
一個一個入っていたものを確認しながら詰めると、
くだらないものもあるけど、
女の子なら嬉しくなるようなアクセサリーや、
ステーショナリーも入ってて、
おまけでない憧れがいっぱい詰まってる。
とはいえ、高校生の私たちには大した価値を見出されるものではないけれど
こんなもの大天使様が喜んでくれるだろうか、
「あ、そうだ」
お気に入りのエンジェルドール
入れちゃえ。
あたしとお揃いになっちゃうけど、
あの人とそっくりだし、喜んでくれるといいな。
ぬいぐるみの横に入れ、
むふふっと思いながら
再び』おもちゃを詰め始めた。
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『あんた判ってるの?
その大天使様とやらは、恋のライバルなんでしょ?』
いつか、野里奈ちゃんに言われてたことがあったっけ、
でも違うんだなあ。
あたしにとって天使は雲の上の人で、
その天使すら手の届かない大天使はある意味神の様な存在なんだ。
まあ、そう思われてるってことは迷惑かもそれないけど、
あの方に近ずけるなんて青天の霹靂なのだ
まあ、普通の人の分かれって言ったって無理だろうけどね。