恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
「へえ、懐かしいな。おもちゃバケツ。これほしかったよな昔」


隣のクラスのタカT

くそっよけいなつっこみを!

「鏑屋さんいらないから親戚の子にあげるんですって」

「へえ?何年の子?」


ぎょっ


何さらに突っ込んでるのよ

「さ、3年です」

「小学三年生か、いいねえ、きっとよろこぶぞ

早く持って行ってやれ」

「は、はい!」


ひゃ~焦ったぁ

私はおもちゃバケツを抱えると、

そそくさと生徒指導室を後にした。



とりあえず、危機は脱したけど、

この際ホントにさっさと渡したい。


けど、ホントこんなものあの人はほしいんだろうか。

今更ながら不安になってきた。
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