ときには手を
席を移動し終わり
落ち着いたところで
「なーんだ、そんなに遠くないんじゃん」
そう笑うはるかちゃんの言葉どおり、私の席ははるかちゃんの2つ前だった
「なーんだ、ほんとだねぇ」
「パクってんじゃねぇ殺すぞ」
そしてまた矢島くんと近かったりする
なんたって、真後ろだ
今のオネェなセリフは置いといて
まぁ賑やかになりそうだと思う
「マジキモい矢島!ってかあんたの隣だれなの?」
2人の喧嘩をぼけっと見ていた私は
はるかちゃんに言われるまで隣がもぬけの空だということに気づかなかった
「あれ、ほんとだ」
まぁ後から来るだろう
そう思って再び2人の会話に入ろうとしたとき
ガタンっと少し音をたてて隣に誰かが座った