after Shining Moon&Star's 完結
「俺らの世界には、世の中から見たら不徳な事ばかり。それはこの世界に居る人間も皆、ちゃんとわかっている。だけど、、、その不徳が、時に正しいことがある。それは俺らと同じ世界に人間にしか、わからねぇ事だ」


、、、不徳。


それは、人の行うべき道に反する行為だ。


それでもアキトは、不徳を犯していながら「正しい」と言い切る。


「親父がしたことが、「正しい」って言うんですか」

「あぁ。俺から見たら、正しいね。それにおやっさんは、お前の許しなんて待ってねぇよ」


アキトはフッと、笑みを溢す。


「この世界に居て、その世界の色に染まって、、、間違えさえも、正しいと思う。感覚さえも、麻痺してしまう。だからこそ、許しなんて待ってねぇんだよ」

「意味、わからないんだけど」


あたしはアキトの言葉の意味がわからず、聞き返す。

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