LOVEPAIN④

あの卒業式の日以来


久し振りの黒いベンツで、
次の仕事場へと向かう



篤が運転をして、成瀬が助手席


そして私は、後部座席で



あの日と、同じ


そう思うと、懐かしくて嬉しいような気持ちで泣けてくる




「懐かしいですよね?

あの卒業式の日みたいで」


後ろから、前の二人に声をかけてみる




「……」



「――ああ」


と、成瀬からは気の無ない返事が返って来るし、
篤に関しては、無視みたいで




< 117 / 497 >

この作品をシェア

pagetop