LOVEPAIN④

「こんな形で女と寝るのは本当に嫌なもんだな。
泣きそうだとか傷付いたりはしてないけど。

足元見られて、自分を安く売って。
プライド捨てて。

こんな風に仕事取るなんて、
すげーカッコ悪いって分かってんだけど」



私の頭からその手は離れてしまう




「お前がなんで来たのか、
なんとなく俺分かる。

そんな風に、好きになったら意味分かんねぇ行動してしまうよな。

俺もあの夜、お前にどうしても会いたくて、無理矢理迎えに行って」


そう言われ、

その成瀬が言う
“あの夜”がいつなのかすぐに分からなくて考えてしまう



もしかしたら、初めて行ったホストクラブで須田と再会して、
ホテルに行って、

折り返して掛かって来ていた成瀬からの電話に出られ無かった時だろうか?


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