LOVEPAIN④

「俺、あの時、一方的にお前に嫌な事ばっか言って。

お前は、こうやって俺の事考えてくれてんのに」



「でも、私のその時と、今は状況が違うじゃないですか!」



私は仕事の為とかじゃなくて、
自らの為にだけで須田とそうなった


ただ寂しさに負けて……




「違うけど、もし、今のお前と俺の立場が逆だとしたら、
俺、きっと枕したお前に嫌な事ばっか言ってる。

現に、AV撮影を終えたお前に労いの言葉を掛けてる時だって、
平然な顔しながらその腹の中では……」


そう言葉を濁すけど、
その先の言葉を漠然とはイメージ出来る


もしかしたら、私がイメージしているよりも、
その先の言葉は辛辣なのかもしれないけど




成瀬は仕事だから、
私のAV撮影の時だって自分を押し殺して、平然としている



仕事、仕事って、

そんなにも辛い思いばかりして迄頑張らないといけないくらいに、
大切なものなのだろうか?



それは、私自身にも言えるけど





< 162 / 497 >

この作品をシェア

pagetop