LOVEPAIN④
「そんなの明らかに罠だってバレるよ」


アハハと笑う三咲さん


成瀬は呆れたように溜め息を付いてる



え?

私、そんなに変な事言ったかな?




「挑発って言ったら、妬かせるんだよ!

携帯には写真を撮ってそれをメールで簡単に送れる
便利な機能も付いてるし!」



三咲さんは良い案が思い付いたように満開の笑顔だけど、

私は三咲さんが考えている事が全く分からなくて、
首を傾げてしまう



成瀬の方を見ると、
答えが分かったように口角を上げて笑っている




「こういう事だろ?
三咲、しっかりと撮れよ」


成瀬は私の携帯電話を三咲さんに渡すと、

私の肩に腕を回して強引に自分の方へと引き寄せた


そして、キスをして来た





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