LOVEPAIN④


「え、ちょっ……」


私は驚き、目を瞑る事すら出来ない



三咲さんの手の中の携帯電話から、
カシャッ、とシャッターを押したような音が聞こえた


それを合図に、
成瀬は私から唇を離す


微かに残る、アルコールのような匂い




「じゃあ、文章はこんな感じで…」


カチカチカチカチ、
と三咲さんは携帯電話を触りながら作業をすると、

出来た!と言って、
私達にそれを見せた


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