LOVEPAIN④


この静寂を壊すように、


ドンドンドンッ!!


と激しいくらい、部屋のドアをノックされる




「あのストーカー、
また帰って来たのかよ?」


チッ、と舌打ちして立ち上がろうとした成瀬を、

待って下さい!と止める


だって、あれは……




「多分、篤さんです」



あのドアの叩き方は、篤





私は一人立ち上がり玄関に行くと、
ドアを開いた




「てめぇ!!
壁、思いっきり蹴りやがって!!

おかげで、寝てたのに目が覚めたじゃねぇーかよ!!」


先程の三咲さんに負けないくらいの凄みっぷりで、
篤は怒鳴る




「ご、ごめんなさい」


私が壁を蹴ったわけじゃないけど、
その勢いに負けて謝ってしまう



目の前の部屋着姿の篤は、
本当に寝ていたからか髪に少し寝癖が付いている



そして、この鬼のような形相を見ていると、
かなり寝起きが悪いのかな?とも思うが、

篤はいつもこんな感じだと言えば、こんな感じだし


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