LOVEPAIN④


私はそのドラマを観ながらも出掛ける用意をして、

ナツキにマンションの下迄迎えに来て貰った




再び目にしたナツキの白いベンツが目の前に止まると、

私は助手席へと乗り込んだ




「お久しぶり」



「あ、はい」


シートベルトをしながらナツキの顔を見てみるが、

久しぶりに見たナツキは目眩がするくらいにカッコイイ



今日、私と食事を済ませた後に仕事に行くからか、
スーツ姿で髪もセットされてて


香水のいい匂いがする





「ナツキさん、相変わらずカッコイイですね」


特に褒めるつもりもないが、
口から勝手に出てしまう



暑い、痛い、しんどい、とかと同じように、

それくらい自然に口から




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