LOVEPAIN④


そんな経緯があって、

私はナツキにこの高級寿司店に連れて来て貰った



道中の車内では少し空気が重くなったりもしたけど、

この店内に入ってからは、
そんな事なんか無かったように
ナツキは私に話し掛けて来る





「あ、私も中トロといくらで」



横で中トロといくらを頼んだナツキと同じように、

私もそれを頼む


その一貫二千円の中トロといくら



先に中トロが握られ、

私達の前に一つずつ置かれる






< 313 / 497 >

この作品をシェア

pagetop